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外壁塗装について
外壁塗装で後悔しない!「三度塗り」が重要な理由と業者選びのチェックポイント

こんにちは!私たち浜翔ペイントは、横浜市や川崎市を中心に、地域に根ざした外壁・屋根塗装の専門業者として活動しております。
このエリアは、海からの潮風や都市部特有の環境、
そして四季を通じた気候変動など、建物にとって少々厳しい条件が揃っています。
そのため、大切なお住まいを長持ちさせるためには、
定期的な外壁や屋根のメンテナンス、
とりわけ塗装工事が非常に重要になります。
しかしながら、
「塗装工事は専門的でよくわからないし、
なるべく費用を抑えたい」というお気持ちから、
単純に提示された価格の安さだけで業者を選んでしまうケースも少なくありません。
残念ながら、
それが原因で「塗装してすぐに剥がれてきた」「思ったより早く色あせてしまった」といった、
予期せぬトラブルに見舞われることも、
実は珍しくないのです。
質の高い、長持ちする塗装工事を実現するためには、
いくつかの押さえておくべき重要なポイントがあります。
今回はその中でも、塗装の耐久性や保護性能を最大限に引き出すために絶対に欠かせない基本中の基本、
「三度塗り」について、なぜそれが必要なのか、そして信頼できる業者を見極めるためのチェックポイントを詳しく解説していきたいと思います。
塗装の基本「三度塗り」とは?
各工程の役割を徹底解説
まず初めに、「三度塗り(さんどぬり)」とは、その名の通り、
塗装の工程において塗料を三回に分けて塗り重ねる、
最も標準的で基本的な工法を指します。
具体的には「下塗り」「中塗り」「上塗り」という3つのステップで構成されており、
一つ一つの工程がそれぞれ非常に大切な役割を担っています。
重要な下準備!
すべては「下塗り」から始まる
塗装工事の最初のステップとして、
洗浄し綺麗になった屋根材や外壁材(これらを「下地」と呼びます)に直接塗るのが「下塗り」です。
この工程の最大の目的は、
下地とその後に塗る塗料との密着性を高めることにあります。
これは、お化粧でファンデーションのノリを良くするために使う「化粧下地」に似た役割と考えると、イメージしやすいかもしれません。
下塗りには、「シーラー」や「プライマー」、「フィラー」といった、
下地の種類や状態に合わせて選ばれた下塗り専用の塗料が用いられます。
これらの塗料には、例えば、経年劣化した下地に浸透して表面を固めたり、
下地が過剰に塗料を吸い込むのを抑制したり、
あるいは上に塗る塗料がガッチリと食いつくように表面を整えたり
といった重要な効果があります。
したがって、
この下塗り工程を丁寧かつ適切に行うことで、
後々発生しがちな塗膜の剥がれや早期の劣化といった不具合を未然に防ぎ、
塗装全体の耐久性を飛躍的に向上させることができるのです。
逆に言えば、この下塗りを省略したり、
不十分な状態で次の工程に進んだりすると、
たとえどれだけ高価で高性能な仕上げ塗料を使用しても、
その性能を十分に発揮させることはできません。
まさに、塗装品質の土台となる重要な工程です。
塗膜に厚みと強度を与える「中塗り」
次に、下塗り材が完全に乾燥したのを確認してから行うのが「中塗り」の工程です。
このステップは、
仕上げ用塗料(上塗り材)の性能をさらに補強し、
塗膜全体に十分な厚み(膜厚)を持たせるために非常に重要です。
一般的には、最後の仕上げに使用する塗料(上塗り材)と全く同じ塗料を、
この中塗りでも使用します。
そのため、業者によっては「上塗り1回目」と呼ぶこともあります。
中塗りを行うことで、下塗り層と最終的な上塗り層の間に、
もう一つ塗料の層が加わることになります。
その結果、塗膜全体の厚みが増し、
塗装の耐久性や防水性といった物理的な性能が向上します。
加えて、仕上げの色ムラを防ぎ、
より均一で美しい仕上がりを実現する効果も期待できます。
美観と保護機能の最終仕上げ「上塗り」
そして、三度塗りのサイクルの最後を飾るのが「上塗り」です。
これは文字通り、中塗りの上に塗る仕上げの塗装であり、
建物の見た目の美しさを最終的に決定づけるとともに、紫外線や雨風、
汚れといった外部の過酷な環境から建物を長期的に保護するという、
極めて重要な役割を果たします。
上塗りには、お客様のご要望される耐久年数や機能性、
ご予算に応じて、シリコン塗料、ラジカル制御型塗料、フッ素塗料、無機塗料など、
様々な種類の高耐久・高機能な塗料の中から最適なものが選ばれます。
この上塗りによって、ご希望通りの外壁の色や光沢(ツヤ)が決まり、
美しい外観が完成します。
さらに、塗料が本来持っている防水性、汚れにくさ(低汚染性)、
太陽熱を反射する遮熱性といった、
様々な付加価値の高い機能を発揮させるための層でもあります。
なぜ「三度塗り」が不可欠なのか?
塗料の性能を100%引き出す秘訣
塗装工事では「下地処理」が非常に重要です。
高圧洗浄で汚れを落としたり、ひび割れを補修したりします。
しかし、それと同等、あるいはそれ以上に大切なのが、
塗料を適切に塗り重ねて丈夫で長持ちする「塗膜」を作り上げることです。
そして、この塗膜の性能を最大限に引き出すための、
いわば成功の鍵こそが「三度塗り」なのです。
塗料の性能を100%引き出す「規定塗膜厚」
塗料を製造しているメーカーは、それぞれの製品が持つ本来の性能
(例えば「期待耐用年数15年」といった耐久性や、防水性、防カビ性など)を
十分に発揮させるために、
必要となる適切な塗膜の厚さ(これを専門用語で「規定塗膜厚」といいます)を定めています。
もし、指示された塗り回数を守らなかったり、
塗料を必要以上に薄めて使用したりして、
この規定塗膜厚が確保されなかった場合、
塗膜が本来持つべき耐久性や保護機能は著しく低下してしまいます。
その結果、想定よりもずっと早く色あせやチョーキング(手で触ると粉が付く現象)、
ひび割れといった劣化症状が現れてしまう原因となるのです。
下地の状態に応じた適切な下塗り
特に、築年数がかなり経過したスレート屋根や窯業系サイディングの外壁などは、
素材自体が乾燥して傷んでいることが多く、
最初に塗る下塗り材をまるでスポンジのように、
想定以上に吸い込んでしまうことがあります。
このような状態の下地に対して、通常通り下塗りを一度塗っただけでは、
十分な下塗り効果(密着性の向上や吸い込み止め効果)が得られない場合があります。
そのため、プロの判断として、
状況に応じて下塗りを二回行うといった、
標準工程に一手間加える対応が必要になることもあります。
下地の状態に応じた適切な下塗り
いずれにしても、一回一回の塗装工程で、
メーカーが指定する塗布量や乾燥時間を守り、
適切な厚みを確保しながら丁寧に塗り重ねていくことが、
塗装を成功させ、長持ちさせる上で極めて重要なポイントになります。
三度塗りによって得られる具体的なメリット
メーカーの仕様に基づいた適切な三度塗りを行うことで、
具体的に以下のような多くのメリットが得られます。
均一で十分な厚さの塗膜形成
塗りムラや透けを防ぎ、設計された通りの厚みを確保することで、
塗料が持つ性能(耐久性、防水性、低汚染性など)を最大限に引き出すことができます。
密着性の向上
下塗り、中塗り、上塗りと層を重ねることで、
下地と塗膜、そして塗膜同士が強固に密着します。
これにより、塗装後の塗膜の膨れや剥がれといった不具合が発生するリスクを大幅に低減できます。
耐久性・耐候性の向上
十分な厚みを持つ均一な塗膜は、
日々の紫外線、厳しい風雨、気温の変化といった外部からの様々なダメージに対する抵抗力(耐候性)を高め、
建物を長期間にわたってしっかりと保護します。
美しい仕上がりと美観の維持
適切な厚みで均一に塗られた塗膜は、見た目の美しさにも直結します。
塗りムラや刷毛跡が目立たず、深みのある色合いと艶やかな仕上がりを実現し、
その美しい外観を長く保つことができます。
建物の長寿命化への貢献
高品質な塗装による保護は、
屋根材や外壁材そのものの劣化進行を抑制します。
これは、結果的に建物全体の寿命を延ばし、
大切な資産価値を維持することにも繋がります。
このように見てみると、
三度塗りは単に回数をこなすという形式的なものではなく、
塗装の品質、
耐久性、
そして美観を確かなものにするための、
非常に合理的で理にかなった基本工法であると言えるでしょう。
信頼できる業者選びの最重要チェックポイント
三度塗りを確実に実施してもらうために
さて、ここまで三度塗りの重要性について熱心に解説してきましたが、
実際に塗装工事を依頼する段になった時、どのような点に注意して業者を選べば、
この重要な基本工程を確実に実施してもらえるのでしょうか。
非常に残念なことではありますが、コストを優先するあまり、必要な工程を省略したり、
手抜きをしたりする業者が後を絶たないのも、この業界の現実として存在します。
まず大前提として、
ほとんどの塗料メーカーは、自社製品の性能を最大限に発揮させ、
保証の対象とするために、三回以上の塗装(例:下塗り1回+上塗り2回、
または下塗り1回+中塗り1回+上塗り1回)を標準的な施工仕様として定めています。
もちろん、前述のように下地の状態が悪かったり、
特殊な機能を持つ塗料(例えば、厚膜タイプの弾性塗料など)を使用したりする場合には、
四度塗り、五度塗りと工程が増えることはあります。
しかし、標準的な仕様である三度塗りよりも少ない回数、
つまり「二度塗り」で済ませようとする提案には、十分な注意が必要です。
こんな説明には要注意!「二度塗りで十分」
もし、業者との打ち合わせの中で、
「この塗料は最新の高性能タイプだから二度塗りで全く問題ありませんよ」とか、
「当社独自の特別な工法を採用しているので、
二度塗りで十分な耐久性が得られます」
といった説明を受けた場合は、
即決せずに、少し立ち止まって慎重に考えることを強くお勧めします。
繰り返しになりますが、
塗料が本来持つ性能を100%引き出すためには、
メーカーが定める規定の塗膜厚を確保することが必須であり、
それを実現するためには基本的に三度の塗り重ねが前提となっているからです。
二度塗りで工事を完了させるということは、
単純に工程を一つ省略することになります。
しかし、それには大きなリスクが伴います。
塗膜の厚みが不足したり、塗りムラが発生しやすくなったりするのです。
その危険性が著しく高まります。
その結果、塗装が早く劣化する可能性が非常に高まります。
本来なら10年、15年と持つはずの塗装です。
それが、わずか数年で劣化してしまう事態を招きかねません。
その結果、本来であれば10年、15年と持つはずの塗装が、
わずか数年で劣化してしまうといった事態を招く可能性が非常に高いのです。
これはまさに、「安かろう悪かろう」の典型的なパターンと言わざるを得ません。
見積書で三度塗りと内容を厳しくチェック!
塗装工事で後悔しないためには、契約前の見積書チェックが肝心です。
複数業者から見積もりを取り、内容をじっくり比較しましょう。
「一式〇〇円」のような大雑把なものではなく、
「高圧洗浄」「下地処理」「下塗り・中塗り・上塗り」といった工程が
一つ一つ書かれているか確認してください。
特に、塗装が「三度塗り」であることが明確に記されているかは最重要チェックポイントです。
また、使用する塗料は「メーカー名」と「製品名」まで具体的に記載されているか見てください。
これにより、ご自身で塗料の性能や適切な使い方を調べられます。
塗装面積(㎡)や単価が適正かも確認しましょう。
不明な点は遠慮なく業者に質問し、
その対応ぶりで信頼性を見極めることが大切です。
納得いくまで説明を求めましょう。
アフター保証の内容確認と保証書発行は必須!
塗装工事は完成後も安心が必要です。
万が一、塗膜の剥がれなどの不具合が出る場合に備えましょう。
そのため、アフター保証の内容(期間、対象範囲)を契約前に必ず確認してください。
使う塗料のグレードに見合った保証期間になっているかもチェックポイントです。
そして最も大切なのは、保証内容を記した「保証書」を必ず書面で発行してもらうこと。
口約束や簡単なメモ書きでは、いざという時に十分な対応を受けられない可能性があります。
正式な社印のある保証書を書面でもらえるか、契約前にしっかり確認してください。
不自然に短い工事期間には要注意!
高品質な外壁塗装の三度塗りには、乾燥時間が必要です。
塗料をしっかり乾かすため、ある程度の工事期間がかかります。
一般的な一戸建て(30坪程度)で考えてみましょう。
足場設置から解体まで含めて10日~2週間ほどが標準的な工期です。
塗装と乾燥だけでも最低6日は必要と考えましょう。
もし業者から「3~4日で終わる」など、明らかに短すぎる工期を提示されたら要注意。
乾燥時間を省いたり、工程を飛ばしたりする手抜き工事の可能性があります。
契約を急がず、提示された工期が妥当かどうかもしっかり見極めることが大切です。
まとめ
今回は、横浜市・川崎市にお住まいの皆様へ向けて解説しました。
屋根・外壁塗装における「三度塗り」の重要性についてです。
さらに、それを確実に実施する信頼できる業者の見極め方もお伝えしました。
三度塗りは、単に塗料を三回重ねて塗るという形式的な作業ではありません。
それは、以下の大切な理由からです。
-
塗料本来の性能を最大限に引き出すため
メーカーが想定する耐久性、防水性、美観などを実現します。 -
均一で高品質な仕上がりを実現するため
塗りムラや透けといった施工不良を防ぎます。 -
建物を長期的に保護するため
紫外線や雨風に耐える、十分な塗膜厚を確保します。
これらは、高品質で長持ちする塗装を実現するための基本です。
絶対に省略できない、不可欠な工程なのです。
私たち浜翔ペイントは、
横浜市・川崎市で長年の経験と専門技術を活かします。
三度塗りを忠実に守ります。
見えない部分の下地処理も一切妥協しません。
丁寧な施工をお約束いたします。
お住まいの外壁や屋根の劣化が気になり始めた方、
または、具体的な塗装工事をご検討中の方。
ぜひ一度浜翔ペイントまでご相談ください。
専門スタッフが無料で建物の状態を診断します。
また、お客様のご要望に合わせた最適なプランをご提案いたします。
分かりやすく具体的な内容の見積書をご用意し、提示した金額以上はいただきません。
現地調査では、ドローンを使用して徹底的に不具合をチェックいたします。