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外壁塗装について

難付着サイディングは塗装可能?プロが教える見分け方と正しいメンテナンス方法

難付着サイディングは塗装可能?プロが教える見分け方と正しいメンテナンス方法

こんにちは!横浜市・川崎市で外壁塗装を手がけております、浜翔ペイントです。私たち浜翔ペイントは、横浜市や川崎市を中心に、地域に根ざした外壁・屋根塗装の専門業者として活動しております。

「そろそろ我が家も外壁の塗り替え時期かな」
とお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし、サイディングの外壁を塗り替える際には、少し注意が必要です。
なぜなら、最近の住宅で増えている「難付着(なんふちゃく)サイディング」かもしれないからです。

この外壁は、知らずに普通の塗装をすると、わずか数年で塗膜が剥がれるなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
そこで今回は、外壁塗装の専門家として、以下の点を詳しく解説します。

• そもそも難付着サイディングとは何か
• ご自宅の外壁が該当するかどうかの簡単な見分け方
• 長持ちさせるための正しい塗装方法

この記事を読めば、大切なご自宅の塗装で失敗するリスクを減らせます。ぜひ最後までご覧ください。

難付着サイディングとは?
一見キレイでも注意が必要な外壁

まず、難付着サイディングがどのようなものかをご説明します。

これは、汚れが付きにくい特殊なサイディングボードのことです。

なぜ「難付着」と呼ばれるのか?

難付着サイディングの表面には、光触媒・無機・フッ素といった特殊なコーティングが施されています。

このコーティングのおかげで、以下のような優れたメリットがあります。

  • 汚れが雨で流れ落ちやすい(セルフクリーニング効果)
  • カビやコケが発生しにくい
  • 色褪せしにくく、長期間にわたって美観を保てる

このように非常に高性能な外壁材です。

 

しかし、その「汚れを寄せ付けない」という特性が、塗装の際には逆にデメリットとなります。

つまり、汚れだけでなく塗料まで弾いてしまい、うまく密着しないのです。

これが「難付着サイディング」と呼ばれる理由です。

 

「メンテナンスフリー」ではない!
定期的な点検が重要な理由

新築時に「この外壁はメンテナンスフリーですよ」と説明されることもあります。

そのため、多くの方が塗装は不要だと誤解しがちです。

 

ですが、実際には永久にメンテナンスが不要な外壁材は存在しません。

難付着サイディングも、経年でコーティング機能が弱まったり、シーリング(目地)が劣化したりします。

したがって、定期的な点検と適切な時期のメンテナンスが不可欠です。

放置すると、ひび割れや雨漏りの原因になることもあります。

 

ご自宅は大丈夫?
難付着サイディングの簡単な見分け方

「うちの外壁もそうなのかな?」と不安に思われたかもしれません。

専門家でなくても、いくつかのポイントで簡単に見分けることが可能です。

 

チェック1:築年数を確認する
(2001年以降が一つの目安)

難付着サイディングが普及し始めたのは、2001年頃からです。

もし、ご自宅がそれ以降に建てられたものであれば、該当する可能性があります。

特に築10年~15年程度の比較的新しい住宅では、その確率がさらに高まります。

 

チェック2:築10年以上でも
「チョーキング」や「色褪せ」がない

一般的なサイディングは、築10年も経つと「チョーキング現象」が起こります。

これは、外壁を手で触ると白い粉が付く現象で、塗膜が劣化しているサインです。

 

一方で、難付着サイディングは耐久性が高いため、築10年以上経過してもチョーキングや目立った色褪せがほとんど見られません。

艶や光沢が残っている場合も、可能性が高いと言えます。

 

チェック3:水をかけると弾かずに馴染む
(親水性の確認)

霧吹きなどで外壁に水をかけてみてください。

このとき、水を玉のように弾く(撥水する)のではなく、スーッと水が馴染んでいく「親水性」の様子が見られたら、光触媒や親水性コーティングが施された難付着サイディングの可能性があります。

 

最も確実な方法:新築時の仕様書を確認する

もし保管されていれば、新築時の設計図書や仕様書を確認するのが最も確実です。

書類の中に、以下のようなキーワードがないか探してみてください。

 

  • 光触媒、TOTOハイドロテクト
  • 無機、無機ハイブリッド
  • フッ素、親水性コート、セルフクリーニング

これらの記載があれば、難付着サイディングであると判断できます。

 

難付着サイディングの
正しい塗装・メンテナンス方法

難付着サイディングでも、正しい手順と材料を選べば問題なく塗装できます。

ここでは、その重要なポイントをご紹介します。

 

知識不足の塗装が招くトラブルとは?

もし難付着サイディングだと知らずに通常の塗装を行うと、塗料がしっかり密着しません。

その結果、1~3年という短期間で塗装がベリベリと剥がれてしまうトラブルが発生します。

 

再塗装するには、一度剥がれかけた塗膜をすべて除去する必要があり、余計な費用と手間がかかってしまいます。

このような事態を避けるためにも、専門知識を持った業者選びが極めて重要です。

 

重要なのは「下地処理」と「専用下塗り材」

難付着サイディングの塗装を成功させる鍵は、「下地処理」と「下塗り」にあります。

 

1) 丁寧な下地処理(高圧洗浄・ケレン)

まず、高圧洗浄で表面の汚れをしっかり落とします。

さらに、目視では分かりにくい劣化した塗膜の層を、サンドペーパーなどで削り落とす「ケレン作業」を入念に行い、塗料の密着性を高めます。

 

2) 専用下塗り材(プライマー)の使用
次に、難付着サイディング専用に開発された下塗り材(プライマー)を塗布します。

これは、外壁表面と、そのあとに塗る塗料(中塗り・上塗り)を強力に接着させる「接着剤」のような役割を果たします。

 

日本ペイント社の「ファインパーフェクトシーラー」や、エスケー化研社の「エスケーハイブリッドシーラーEPO」など、各大手塗料メーカーから専用品が販売されています。

これらの専用下塗り材を使うことで、初めて長持ちする塗装が実現できるのです。

 

まとめ 信頼できる専門家への相談が成功の鍵

今回は、難付着サイディングの見分け方と正しい塗装方法について解説しました。

 

  • 難付着サイディングは、汚れにくく美しい反面、塗料が密着しにくい特性を持つ。
  • 見分け方は「築年数」「チョーキングの有無」「仕様書」などで判断できる。
  • 塗装の際は、丁寧な下地処理と専用下塗り材の使用が不可欠

 

横浜市や川崎市でも、このタイプのサイディング住宅は年々増えています。

ご自身での判断が難しい場合や、少しでも不安に感じた場合は、私たちのような専門業者にご相談いただくのが最も安心です。

 

浜翔ペイントでは、外壁の状態を正確に診断する無料診断を承っております。

お客様の大切なご自宅を長持ちさせるため、最適なご提案をさせていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

特定の公的機関が難付着サイディングのみを対象とした注意喚起ページを設けている例は少ないですが、塗料メーカー各社が自社製品(専用下塗り材など)のウェブサイトで技術情報や施工上の注意点を公開しています。

これらが信頼性の高い情報源となります。

 

  • 日本ペイント株式会社
    塗料の製品情報ページなどで、適用下地として難付着サイディングが記載されているかを確認できます。
  • エスケー化研株式会社
    こちらも同様に、製品カタログやウェブサイトで詳細な技術情報を提供しています。

 

神奈川県横浜市・川崎市で外壁塗装を検討中の方は、ぜひ屋根・外壁塗装専門店の「浜翔ペイント」にご相談ください!

分かりやすく具体的な内容の見積書をご用意し、提示した金額以上はいただきません。

 

現地調査では、ドローンを使用して徹底的に不具合をチェックいたします。

 

お見積もりは無料となっておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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