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ベランダ防水の劣化原因と対策
「ベランダの床がひび割れている」「表面が剥がれてきた」「雨のあと水が残っている」
このような症状がある場合、ベランダ防水が劣化している可能性があります。
ベランダは紫外線や雨風に常にさらされているため、家の中でも特に傷みやすい部分です。防水機能が低下すると、やがて雨漏りや建物内部の腐食につながることもあります。しかし、劣化の初期段階であれば「防水塗装」で補修できるケースも多く、早めの対応が費用を抑えるポイントになります。
この記事では、ベランダ防水の劣化原因、放置リスク、塗装による対策、費用相場までを分かりやすく解説します。雨漏りが起きる前に、ぜひチェックしておきましょう。
1. ベランダ防水とは?その役割
ベランダ防水とは、ベランダ床面から雨水が建物内部へ浸入するのを防ぐための防水層のことです。
一般住宅では主に次の工法が使われています。
・ウレタン防水
・FRP防水
・シート防水
これらは防水層の上にトップコート(保護塗装)が施工され、紫外線や摩耗から守られています。しかし、このトップコートは消耗品であり、定期的な塗り替えが必要です。
2. ベランダ防水が劣化する原因
①紫外線による劣化
最も大きな原因は紫外線です。直射日光を受け続けることで、防水層の表面が硬化し、ひび割れや剥がれが発生します。
②雨水の滞留
排水口の詰まりや勾配不良により水が溜まると、防水層に常に負担がかかります。水たまりは劣化を早める要因になります。
③経年劣化
防水層の耐用年数は約10〜15年、トップコートは約5年前後が目安です。メンテナンスを行わないと確実に性能は低下します。
④施工不良
下地処理不足や塗布厚不足があると、想定より早く劣化することがあります。
3. 放置すると起こるトラブル
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と放置してしまうのは危険です。
防水層の劣化を放置すると、以下のようなトラブルが起こります。
・階下への雨漏り
・天井や壁のシミ
・木部の腐食
・鉄部のサビ
・補修費用の増大
内部まで水が回ると、防水塗装だけでは済まず、大規模な防水工事や下地補修が必要になることもあります。
4. 防水塗装でできる対策
劣化が軽度であれば、トップコートの再塗装(防水塗装)で対応できる場合があります。
トップコートは防水層を紫外線から守る保護塗膜です。これを塗り替えることで、防水層の寿命を延ばすことが可能です。
軽微なひび割れであれば部分補修+再塗装で対応できます。ただし、防水層自体が破断している場合は、防水の再施工が必要になります。正確な判断には現地調査が欠かせません。
5. ベランダ防水塗装の費用相場
ベランダ防水塗装の費用は広さや状態によって異なりますが、5万円〜15万円前後が一般的な目安です。
全面的な防水再施工の場合は、15万円〜30万円以上になることもあります。
極端に安い見積もりには注意が必要です。下地処理や乾燥工程を省略すると、数年で再劣化する恐れがあります。
6. 点検のタイミングと業者選び
以下の症状が出ていれば、早めの点検をおすすめします。
・床面のひび割れ
・色あせ
・塗膜の剥がれ
・水たまりができる
・排水口周辺の劣化
業者選びでは、劣化状況を写真で説明してくれるか、塗装で済むのか再防水が必要なのかを明確に説明してくれるかを確認しましょう。メリットだけでなく、必要な工事内容を正直に伝える業者を選ぶことが大切です。
7. まとめ
ベランダ防水の劣化原因は、紫外線や経年劣化が主なものです。劣化初期であれば、防水塗装によって寿命を延ばすことが可能です。しかし、放置すると雨漏りや構造体の腐食につながり、修繕費用が大きく膨らむリスクがあります。
大切なのは、「雨漏りしてから」ではなく「劣化が見えた段階」で対応することです。定期的な点検と早めのメンテナンスが、住まいを長持ちさせる最大のポイントになります。