外壁塗装について
外壁のチョーキング現象とは?白い粉の正体
みなさん外壁の「チョーキング現象」という言葉をご存じでしょうか?

外壁の「チョーキング」とは、塗装の劣化サインの一つで、
壁の表面を触ったときに白い粉が手につく現象のことを指します。
別名「白亜化現象」とも呼ばれます。
🧪 原因
◎塗料は主に以下の成分でできています。
・樹脂(塗膜の主成分)
・顔料(色の成分)
・添加剤など
このうち、主成分である樹脂が様々な要因によって分解されると、中の顔料が粉状になって表面に浮き出てくる現象が起きます。
◎樹脂が分解される要因
①紫外線による塗膜の分解
外壁の最大の敵は太陽光の紫外線です。
長年紫外線を浴び続けると、塗料中の樹脂が分解され、顔料が表面に出てきます。
②雨・風による塗膜の摩耗
雨風や砂埃、排気ガスなどが長期間当たることで、塗膜が少しずつ削られます。
塗膜の表面が摩耗し、内部の顔料がむき出しになります。
③施工不良
塗装時の下地処理や乾燥時間が不十分だと、
塗膜が正しく密着せず、早期に劣化が始まります。
⚠️ 施工後2〜3年でチョーキングが出た場合、施工不良の可能性があります。
👀 見分け方
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壁を指で軽くなでると、白い粉が指につく
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外壁の色が少し白っぽく褪せて見える
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雨だれの跡や汚れが目立ちやすくなっている
この状態は、塗膜の防水機能が低下しているサインです。
⚠️ 放置するとどうなる?
チョーキングは塗膜が分解され、防水性能が低下している状態です。
そのまま放置すると…
・外壁が雨水を吸収しやすくなり、内部まで水が入り込み、雨漏りの原因に。
・雨水を吸って乾いてを繰り返すことで、外壁のひび割れに繋がる。
・外壁が常に湿気を持った状態になり、カビや苔が繁殖しやすくなる。
といった事態につながります。
🕓 対処法・タイミング
チョーキングが見られたら、塗り替え時期が近いサインです。
一般的には、チョーキングが出てから1〜2年以内に塗装するのが理想です。
◎塗装の流れ
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高圧洗浄:チョーキング粉・汚れをしっかり落とす
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下地補修:ひび割れや浮きを修復
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下塗り(シーラー):塗料の密着を良くする
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中塗り・上塗り:耐候性のある塗料で仕上げ
◎再発を防ぐためには
・無機塗料など、耐候性の高い塗料を選ぶ
・業者に依頼する際は「下地処理を丁寧に行うか」を確認
✅ まとめ
「チョーキング」について簡単にご説明させていただきました。
外壁を触ってみて手に白い粉がつくようなら、外壁からのSOSサインかもしれません。
手遅れになる前に専門業者に相談することをお勧めします。
神奈川県で塗装をご検討中の方は、ぜひ屋根・外壁塗装専門店「浜翔ペイント」にご相談ください!
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